フィギュアスケート 2012-2013 世界選手権
2013年3月26日
3/11~17 カナダのロンドンにて世界フィギュアスケート選手権が開催されました。
関連リンク
・フジテレビ:世界選手権のページ
http://www.fujitv.co.jp/sports/figure/world2013/index.html
・ISU公式HP:世界選手権の結果(英語)
http://www.isuresults.com/results/wc2013/
今大会は、男女合わせてメダルが1個と言う結果になってしまいました。
男女ともに3枠あって、グランプリシリーズや四大陸選手権では表彰台独占もあったくらい、各大会でメダルを取っていただけに、もったいない。。
でもソチオリンピックの出場枠は男女ともに3枠確保してくれました♪
結果
男子シングル | ショート | フリー | 総合 | |
---|---|---|---|---|
1 | パトリック・チャン(カナダ) | 98.37(1) | 169.41(2) | 267.78 |
2 | デニス・テン(カザフスタン) | 91.56(2) | 174.92(1) | 266.48 |
3 | ハビエル・フェルナンデス(スペイン) | 80.76(7) | 168.30(4) | 249.06 |
4 | 羽生 結弦 | 75.94(9) | 169.05(3) | 244.99 |
6 | 髙橋 大輔 | 84.67(4) | 154.36(8) | 239.03 |
8 | 無良 崇人 | 73.46(11) | 160.72(5) | 234.18 |
女子シングル | ショート | フリー | 総合 | |
---|---|---|---|---|
1 | キム・ヨナ(韓国) | 69.97(1) | 148.34(1) | 218.31 |
2 | カロリーナ・コストナー(イタリア) | 66.86(2) | 131.03(3) | 197.89 |
3 | 浅田 真央 | 62.10(6) | 134.37(2) | 196.47 |
4 | 村上 佳菜子 | 66.64(3) | 123.09(7) | 189.73 |
12 | 鈴木 明子 | 61.17(7) | 103.42(13) | 164.59 |
男子シングル
まさか表彰台を逃すとは思いませんでした!
初めて高橋君が銀メダルを取った時は「快挙」って言ってたはずなのに
近年では表彰台に日本選手がいることの方が多いから、感覚が麻痺してますね。
やっぱり世界選手権はみんな標準合わせてくるし、厳しい戦いなんだなって実感。
しかし。今季の高橋君と羽生君の最高得点は表彰台レベルなわけで
やっぱりもったいないっ!と叫びたい
デニス・テンとパトリック・チャン
僅差でパトリック・チャンが優勝しましたが、デニス・テンの勝ちだった気がしちゃいますね~
デニス・テン、フリーではGOEだけで14点くらい稼いでます。
きれいな着氷のジャンプばかりでしたもんね。
対して、パトリック・チャンは失敗ジャンプもあったし、演技構成点にもう少し影響しても良かった気がするんですが
ポテンシャルに対して点数が付いた感じ?
その日の演技をもう少し反映させないといけない気がしちゃいます。
ジュベール
28歳になったジュベール。久しぶりに4回転も成功して、ショート・フリーともに演技してくれました。
思ったより点数が低かったのが残念。
フリーではルール上、最後のジャンプが0点になっちゃってましたね。
全く同じジャンプは2回までで、うち1回はコンビネーションにしないといけない
と言うルールは知ってたんですが
それだけなら、フリップは2回目だから大丈夫のはず。
でも、2回飛ぶのは2種類まで、と言うルールもあるそうで
4回転トーループを2回(単体、コンビ)、3回転サルコウを2回(単体、コンビ)で飛んだ後だったから
3回転フリップの2回目は3種類目になっちゃったから無効になり、0点だそうです。
これがコンビネーションだったら、ひっくるめて0点だから怖いですよね。
日本勢
残念ながら表彰台は逃しましたが、結構失敗してるから、まぁ仕方がないですな。
こんな日もあるサ!
すごく良い演技だったのに、20点差で負けたとなると、もぅ勝ち目ないじゃんって思いますが
実力を出し切れなかっただけだから、来季に期待しましょう☆
高橋君は4回転でスッテーンと転ぶ事が減ったし
羽生君は春夏で体力面を鍛えたら更に強くなるだろうし
世界選手権を強力なバネにして、オリンピックシーズンに突入できて良かったと
来年の今頃思えていたら良いですね。
女子シングル
正直、今回はただただ悔しいですっ!
もともと、みんながんばってるんだから、外国勢が優勝しても「すごいな、良かったね。」と思いつつ
日本選手残念だったなぁと思うわけですが
今回は、そんな良い人ではいられなかったっす(笑)
だって、キム・ヨナはひょいっと世界選手権に出てきて優勝なんだもん。
それは国籍とかではなく、真央ちゃんが日本人だからというだけでなく
不調の時期を乗り越え、周りからのプレッシャーがあっても
グランプリシリーズで戦い続けたこの数年を思って悔しい。
もちろんキム・ヨナだって練習はしてたはずですけど、
真央ちゃん達のように、ひたむきに戦ってきた人に優勝してほしかったなぁ
世の中、そんな風に出来てない、努力が報われないこともある
それもわかってるけど、やっぱり苦境を乗り越えてきた人が強くなると信じたい。
だから、オリンピックシーズンに彼女たちの努力が花開く事を祈ります。
点数
真央ちゃんとコストナーの点数だってそう悪くないのに
20点近く違うのは、なぜ??って思いますよね。
最大の違いはGOEでした。
キム・ヨナはトータルで21.67点をGOEだけで稼いでいます。
フリーでは、ほとんどの選手が5点からせいぜい10点くらいの場合が多いですが
16.51点出ています。
確かに良いジャンプも多いんですが、ここまで行くか?!と
驚いてしまいます。
満点形式の頃は審判の買収なんかも多くて
実力=点数じゃなかったから、今の採点方式になったと思うんですが
GOEと演技構成点はかなり主観が入るところなので
素人目にはここまでの点数差が出るポイントがわかりにくいですね。
ジャンプでミスしないのは当たり前で
文句なくGOEを付けたくなるような良いジャンプをしていかないと
金メダルは取れない、と言うことですね。厳しい!
でも、真央ちゃんが笑顔だったのが印象的でした。
トリプルアクセルをショート、フリー共に入れられたし
精神状態としては良さそうに見えました。
今季のプログラムは、真央ちゃんの雰囲気にあってたし
鈴木明子ちゃんのプログラムは毎回印象的だし
来季もただ戦いとして見るんじゃなく、素敵な演目として楽しめるプログラムだと良いなぁ♪
オリンピックシーズンとなる来季、みんなどんなプログラムで来るのか楽しみです☆