ハリーズ・ロー 裏通り法律事務所
2012年1月10日
1/9からWOWOWでハリーズ・ローがスタートしました
原題は「Harry’s Law」
特許法専門の弁護士だったハリーを演じるのは
アカデミー賞の主演女優賞も取っているキャシー・ベイツ
彼女の存在感だけでも必見のドラマって感じでした。
1話目では、特許法を扱うことにほとほと飽きてしまったハリーが
事務所でだらけているところからスタート
人生にはそんな時期もあるんじゃない?って思いますが
あっさりとクビになってしまったハリーが
道を歩いていると、黒人の青年がハリーの上に落ちてきます。
肉がクッションになったお陰かハリーにケガはなし
病院を出たハリーは、自殺することも頭をよぎって
ビルを見上げますが、「テナント募集」の文字が目にとまり
ふらりと道路に出たところで、今度は車にはねられてしまいます。
医師も驚くことに、これまたケガもしていないハリー
はねた相手は同じく弁護士のアダムでした。
こうして物語のメインキャラクターたちと出合った(ぶつかった)ハリーは
裏通りで法律事務所を開くことになります。
家賃を払えなくなって、靴が置きっぱなしの元靴屋に
事務所を構えたハリーの元に
アシスタントのジェナが付いてきていて
残っていた在庫で法律事務所兼靴屋としてオープンすることになります。
もちろんハリーは靴は捨てなさいとすごむけれど
ジェナは知らんぷり。
更に、アダムも軌道に乗るまで手伝うよと
強引に事務所で働き始めます。
そこに、セキュリティ会社を名乗るデミエンが現れ
みかじめ料を払えと言ってきます。
ハリーはきっぱりと断り、脅されると脅し返して追い払います。
ただし、事務所が無事である限り、デミエンが逮捕された時には
無料で弁護すると条件を付けて。
そしてまだ準備も整っていない事務所に来たクライアント一号は
さっきの落ちてきた青年、マルコムでした。
コカイン中毒の彼は、3度目の逮捕で刑務所行きが確実
でも、大学に通っている彼は、有罪になれば退学することになる
それが自殺の原因だったけれど
彼女の上に落ちて命が助かったのも運命だと
ハリーに助けを求めます。
ハリーは、3度目の逮捕で実刑を免れるなんて無理だと断るのですが
必死に頼み込まれて弁護をすることに。
でも、ハリーは特許法の専門家。。
更に、さっそくデミエンが店主を守るために強盗を撃ってしまったと
助けを求めてきます。
開業そうそう大忙しのハリーズ・ロー
なんとか二つの裁判を乗り切ったハリー達の
今後の活躍が楽しみです♪
これまでも裁判ドラマはあったけれど
弁護士ってお金持ちだからスタイリッシュなオフィスにファッション
若くて美形のキャストが定番と言えば定番でした。
でもハリーズ・ローは60代のキャシー・ベイツ演じるハリーが主役
クライアントも貧しい人たちがメインになりそう
貧しさゆえに、図太く生きている面々
でも、本当は弱くて助けが必要な人々
ウォール街でデモが起きているように
アメリカでは貧困層の割合が上がってきている現実を考えると
まさにタイムリーな作品なのかなと思いました。
とにかくキャシー・ベイツがいるからなのか
演出のしかたなのか、映画を見ているような気分になる作品で
多少びっくりな設定も、すんなり受け入れて見られたし
展開も無理のない程度に速く進んで面白かったです。
ERでロマノを演じていたポール・マクレーンがジョシュ・ペイトンという
ライバル検事を演じていて
そこの対決なんかも見どころです。
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