コーダーになるまでの長～い道のり
2009年1月28日
私はもともと一般事務として働いていました。
コピーを取ったり、お茶を入れたり、電話番をしたり。
ちなみに三十路の私
当時は二十歳くらいで、ようやくWindows95が発売された時代です。
当然パソコンは一人に１台あるわけじゃなくて
あんまり使いこなせない部長さんたちのものでした。
下っ端の私たちは数人で１台を共有。
パソコンはどうも・・という女性陣の中にあって
私だけ妙にパソコンに興味があり、パソコンがあいていると
いじっていました。
いろいろあって次の会社で働くようになったころには
パソコンは１人に１台の時代になりました。
事務って暇な時は結構暇なんです。
でも、まだインターネットはピ～ヒョロヒョロ～の時代です（ダイヤルアップ）
暇な時間にネットで遊んでたりしたら、電話代がすごいことになってバレちゃう
それでExcelの本を買って、関数の勉強とかしていました。
そのうちに、旅行に行った時のことなど、自分でも発信したいなぁと思うようになって
今度はHTMLのタグ辞典を１冊購入。
このころには自宅にもPCがあったので
本当シンプルなページを作ってみました
単なる趣味だから、ビルダーなんて高いものを買う気はさらさら起きず
タグはすべて「メモ帳」で手打ち。
背景は緑、文字は全部センター寄せ
リンクってどうやるんだ？？画像を載せるには？？
わからないことだらけだけど、できたときには面白くて
ある程度知識がたまってきたらリニューアル、を何度か繰り返しました。
我が家はようやくダイヤルアップからISDNになったばかりでしたが
職場にはADSLが導入され、
調べ物をネットで安く快適にできるようになってきました。
仕事で調べ物をしたときに見つけたページで
新しい技術なんかを見つけると
ソースを見てみたり、どうやったらそれができるのか調べました。
そのするうちにJavascriptとか、CGIとかフリーで使えるものを
コピーしたりちょっと改造したりして使うように。
IEのバージョンが６になるころには
CSSも出始めて、スクロールバーの色が変えられることに喜び（笑）
スクロールしても動かない背景画像に感動したりしました。
気がつけばコーディングをはじめて７年くらい経っていました。
ある人の言葉をきっかけに、趣味としてではなく
「webデザイナー」としてやっていきたい
と思うようになった私は、とりあえずスクールに通いました。
派遣の仕事を続けながら、会社帰りや週末に通うこと１年
HTMLの知識についてはほとんど知っていることばかりでしたが
PhotoshopやIllustratorの基礎知識が身についたのが大きな収穫でした。
そして就職活動。
最初の１社は書類選考であっけなく不合格
次の会社は、火曜日にメールして水曜日に面接、金曜日には返事が来て
月曜日から働いて、となりました。
こうしてなが～～い道のりをへて、ようやくHTMLコーダーとなったのでした。
ある程度知識があっても、本当にプロとしてやっていけるの？
って不安な方も多いと思いますが
作ることが楽しいと思えて、さらに真面目に取り組もうと思えるなら
きっと道は開けます。
こんなのんきな道のりでもたどり着いた人がいますから
