Dr.House シーズン4 第1話「原題:Alone」
2009年6月21日
【ネタバレ】
仕事中の女性とその会社の外にいる男性が携帯で話していると
オフィスが揺れているような感じ
地震かと思ったけれど、男性の方は揺れを感じていなくて
女性は幻覚を見てるのかも、と焦りますが
さらに揺れはひどくなり、なんとビルが倒壊してしまいます。
ほこりまみれになった男性は壊れたビルの前で呆然とするのでした。
病院では、ハウスがご機嫌な様子でギターを弾いています。
そこにカッディが「26歳女性、オフィスがガス爆発。」とカルテをもってやってきます。
ハウスの事案じゃないようですが、40度の熱を出し、解熱剤を投与しても下がらないというのです。
そして、キャメロンたちが去った後、新しい人も雇わず何もしてないハウスに
チームを雇いなさいと言いますが、ハウスは今日中に1人で診断すると宣言。
カッディのオフィス
ウィルソンが他の方法を考えなきゃだめだ、と言っています。
カルテを持っていったのは、もちろん患者のためではありますが
ハウスにチームを雇わせるためのカッディの作戦だったようです。
検査をして治療して家族と話す。それらをハウス一人でやるのは無理だから
誰か雇うだろうと。
ハウスのオフィス
ハウスは一人で
熱・・抗生物質と解熱剤に反応なし
意識不安定
と呟きながらホワイトボートに書き込み「go!」
チームがいればここで誰かが発言するわけですが
当然返事はなし・・・と思ったら掃除の人が「私に声をかけたんですか?」と返事をします。
彼はボードの前の椅子に座らされ、「屋根が落ちて掃除機(バッファー?)が過熱したとしたら?」と臨時のメンバーにされます(笑)
「配線が破損したとか?」と答えると、脳の損傷・・それならMRIで出てる(から違う)と
ハウスは人体に置き換えてホワイトボードに書き込みます。
「何か中に入ったのかも」→感染症?
ハウスは病歴を調べるために家族に会わなきゃいけなくなります。
病室
掃除の人は白衣を着させられてDrバッファーとして立ち会っています
患者ミーガンの顔はひどい状態に腫れあがり、事故前の面影もありません。
母親と恋人ベンが付き添っています。
最近のことは母親よりベンの方が詳しいということで話を聞きますが
感染症の原因になりそうなことは出てきません。
ハウスは患者の家に行くようDrバッファーに言いますが
そんなことはしないぞ・・・50ドル以下じゃ・・・。
と断られ(?)
ランチと嘘をついて誘ったウィルソンと共に、家宅侵入します。
感染症の手がかりはありませんが、隠してあった日記を見つけたハウス。
当然のことながら勝手に読み、落ち込んでいた様子だったことから
抗うつ剤が原因と言います。
ウィルソンはそれでは熱は出ないと言いますが、MAOとデメロールを併用したせいだと説明しますが
ウィルソンに「密かに病院に通ってたとあの恋人に言えるか?」と言われ少し考えます。
病室にはDrバッファー。「透析に同意してください。」と書類を渡そうとしますが
ベン達は抗うつ剤を摂取していたことを否定。母親は「何を隠してるの?」と詰め寄ります。
カッディのオフィス
カッディとハウスとベン達
Drバッファーがただの掃除の人だったとバレ、あきれ果てたカッディはベン達に平謝り。
でも、透析は必要と説明します。
それでも信じられないベン達は否定しつづけます。
イラだったハウスが部屋に戻り、ギターを弾こうとすると、なくなっています。
壁にはギターを誘拐したという張り紙が。
ハウスにチームを雇わせるための「別の手」をウィルソンが仕掛けたのでした。
カッディは患者の所に行き、のどの管が入っていて話せない患者に
Yesなら1回、Noなら2回またばきをするように説明し
抗うつ剤を飲んでいたか確認します。まばたきは1回。ハウスは正しかったようです。
ところが容体が急変し、警告音が鳴り響くのでした。
カッディが「頻拍が続いている」とハウスのところに来ますが
発熱の原因は抗うつ剤だった、俺の仕事は終わった。と相手にしません。
机の上の封筒からギターの写真が出てきて、
ハウスはカッディに診断を任せ、ウィルソンのオフィスへと行ってしまいます。
履歴書を受け取るからギターを返すように言いますが
ウィルソンは「その誘拐犯は面接終了まで返さないつもりらしいな。」と
ギターはまだ返しません。
オフィスに戻ると、何も書いていないホワイトボードの前で座っているカッディがいました。
2つの症状を説明できるものは見つけられない様子。
ハウスは偶然なんだから当たり前、発熱は抗うつ剤で心臓はクラッシュシンドロームと説明します。
事故の2日後に?と否定的なカッディでしたが、微小血管閉塞で血流が滞っていたと言われ
心エコーをすることになります。
ところが、ハウスが病室で検査したみたものの異常が見つからず、
さらにベンが「汗をかいてる。また熱が出てる。」と指摘します。
何故と問われて、ハウスは殴られるから言わないと部屋を出ていきます。
カッディのオフィスで再び話し合い。
ハウスは患者はアルコール依存症で、禁断症状が出ていると言いだします。
もちろんベンは否定します。それなら自分が気が付いていたはずだと。
母親に治療法はと聞かれ、ハウスが「迎え酒だ。アルコールを点滴する。」と言うと、ベンは反対しますが、母親が同意。今までの流れからベンが娘のことを理解できていると思えなくなってしまったのです。
夜中、ウィルソンが眠たそうに病院にやってきます。呼び出されたと受付の男性に言いますが、病院からじゃないといわれてしまいます。
犯人はハウス。その隙にウィルソンの部屋でギター探しです。
病室を訪れたカッディ。熱も下がり心臓も正常に戻ったことから
やはりハウスが正しかったと複雑な面持ちで伝えます。
帰りかけたカッディは、「また口を動かしてる。話したいの?」と言われ
患者の口元を見ると「いいえ、・・・叫んでる。」と呟きます。
翌朝、ハウスは「俺が正しかった。」と陽気に言いますが
カッディは、いいえ、間違ってた。2時間も叫んでいたのよ。と点滴のせいで膵炎になったと言います。
反論するのか?と言うハウスに何でも「No」と答えるカッディ。
議論するのはハウスを助けることになる。チームを雇いなさい。と突き放します。
ハウスのオフィス
ハウスが「抗うつから発熱、点滴から膵炎、金主から心室性頻拍」と独り言をつぶやいていると
カッディがやってきます。
放っておこうとしたけど、ハウスが頑固だから話をしに来たそうです。
患者を死なせるわけにはいかないと。
そして、恋人がうつも依存症も見逃してたなんておかしい。膵臓に異常があるはずだからMRIで確認するように指示します。
ところがハウスは机に置いてあった箱の中にギターの一部が入っていたのを見て、黙ってオフィスを出て行ってしまいます。
ウィルソンの部屋にいくと、「ひどい・・」とわざとらしくなげくウィルソン
ハウスはチームは雇わない、とそれでも譲りません。
MRI検査をするハウスのところにウィルソンがやってきます。
楽しい誘拐ごっこで君が折れるはずだったんだ。ユーモアがないな。とあきれ顔。
ウィルソンは、ハウスが本当はチームのメンバーを好きで
去っていったことに傷ついているから、新しいメンバーを雇わないんだと話していますが
ハウスは「患者が口と肛門から出血してるから失礼する」と出ていきます。
実際に患者は内出血していて、手術が行われます。
手術を見守るカッディ、そこにハウスも現れます。
私と話したくて来たの?と何も話さないつもりのカッディでしたが
膵炎は内出血のせい、でも出血の原因は?と結局話しかけちゃいます。
ハウスも実は何か言うだろうと様子を見ていた素振りだったので
爆発のせいかもと話し出します。
カッディが4日も前よと否定すると、ワルファリン(抗凝固剤)の副作用かもと議論が始まります。
3つの症状がすべて別の理由?とさらに否定されますが、確かに不自然だが治療するたびに効果が出ている、と言い返します。
カッディはチームを雇いなさいと言いますが、モニターを見て何か気がついたハウスは
「チームがいたら死んでた。俺じゃなきゃ子宮の大きさに気づかない。」
そう言うと手術に乱入するハウス。
子宮が肥大していると、モニターに傷を映し出し
中絶したようだが病歴にはない。恋人には秘密にしてピルを飲んでた。
と指摘するのでした。
廊下で待っているベンの所に行き、母親はどこだと訊ねるハウス。
(一応優しさ?)
ベンの横には男性が座っていて、ミーガンの同僚の恋人、タグだと紹介します。
彼女は今朝亡くなったと言うと、「ならなんでまだここにいる?」とそっけないハウス。
しつこく説明を求められて、ピルの服用を知らず抗凝固薬を投与されたせいで内出血した
と説明します。幸いタモキシフェンで治療できるといいかけたところで
ベンが「ウソだ、子供を望んでた。」と反論しますが、「血液検査をした。血がウソをついたとでも?」とハウス。
そしてなぜかガン患者のところに行ったハウス。
上の階には美人の看護師がいるぞ、と違う病室に移動させてしまいます
患者の様子を見に戻ったハウス、病室は慌ただしい雰囲気で警告音も鳴っています。
カッディは「呼吸と腎臓の機能に影響が出てる」と怒っていますが
「俺が間違ってるってことにはならない」と考え込みます。
ERに行って、症状を並べ立てて誰かが発言するのを待つハウス
バタバタしてるとは言え、誰も反応しません。
不思議そうなハウスに、女性スタッフがカッディから議論するなとメモがまわってると説明します。
出ていくハウスにそのスタッフが「真菌では」と声をかけます。
そしてARDS(急性呼吸窮迫症候群)を指摘しますが、ハウスは呼吸不全しか説明できてないと
背中を向けますが、「クラッシュシンドローム」と言われ、振り向きます。
女性スタッフは、ARDSが呼吸不全、クラッシュシンドロームがそれ以外を説明すると言うのです。
外傷で併発した可能性は?と尋ねるとそれだと手の施しようがないと言うスタッフに
誰か(キャメロン?)を思い出すな。と呟き、見ないけど履歴書を持ってこいと言い、病室に向かいます。
病室に行くと、帰ったと思っていたベンがいました。愛してるから帰れなかったと。
ハウスは彼女は死ぬ。透析して様子を見るしかないと伝えますが
腕のしこりに気づき、生検をするといって出ていきます。
MRIで調べると、あちこちに腫瘍が見つかります。
カッディはベン達に好酸球性肉芽腫で、アレルギー反応だからステロイドを投与すると伝えますが
二人ともアレルギーなんてなかったと言います。
何に対するアレルギーかと聞かれ、不明だけどセファロスポリンかもと言うと
ベンは2か月前にも服用したと答え、母親は病院のせいじゃないの?!と疑い始めます。
一方がん患者のもとを訪れたウィルソンは、そこに受付スタッフが寝ているのを見て
ホワイトボードの前で考え込むハウスのもとにどなりこみます。
患者を誘拐したのか?!と怒りますが、看護師がついてるとハウス
彼の名前も知らない!薬を間違えたら惨事だ!!と言うウィルソンの言葉に
ハウスは「惨事が起きる・・」と呟き、患者は318号室だと言って出ていきます。
ベットにカルテを置き、点滴をいじったりするハウスを見て、ベンは何をしてる?と訊ねます。
「起こす。」と言って作業を進めるハウスは
全部彼女の嘘で説明できた。でもカルテにないアレルギーは、カルテの嘘だ。ありえない。
と言い、「リズを知ってるか」と聞きます。
ベンはミーガンの同僚だ、昨日恋人にあっただろうと言います。
ハウスはさっき置いたカルテを手に取り、これはリズのカルテだと言い
うつや中絶やアレルギーなど、この患者と合う病歴を読み上げます。
そして、二人の体格や髪の色が似ていたから救助の際の身元確認で間違えられたんだと言い
患者に「名前は」と訊ねます。すると患者は「・・リズ」と答えるのでした。
嘆き悲しむ母親と、「リズは昨日亡くなった。。」と茫然とするベン。
ハウスは君の恋人は嘘つきじゃなかった。と言い、部屋を出ていくのでした。
その後、リズの病室には恋人のダグが現れ
安心した表情を見せるリズなのでした。
ハウスのオフィス
入口の気配に「僕一人でできたよマミー」と言うハウス
掃除のDrバッファーが「私に言ってます?」と立っていました。「あっちへ行け~」
そしてまたドアがあき、「僕一人でできたよマミー」と言うハウス
今度はちゃんとカッディでした。なぜわかったの?と不思議そうなカッディ(笑)
しかし、キャメロンなら2人の関係を信じたし、フォアマンは別の原因を探し、チェイスがあなたのために検査をする。チームがいたらもっと早く解決できたはずよ、と指摘します。
そこはハウスもちょっと反省点だったようで、
「チームを雇って。命令よ!」と大量の履歴書を置くカッディを黙って見送ります。
そしてホールに大勢の候補者を集めたハウス。これからハウス流の試験が始まります!
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いよいよ始まりました。Dr.Houseシーズン4!
2話目からは候補者同士の生き残りをかけたやり取りが見ものです♪
しかし、さすがウィルソン、伊達にハウスの友達じゃぁない
ハウスの前で、脅迫文を作るのに使った穴だらけの新聞を開くあたりは最高に笑えました。
子宮肥大に気づいた時に思ったんですが
チームがいても、やっぱりハウスは患者とも会うべきなんじゃない??
過去のエピでも、最終的にハウスが現れて気が付く、という事がありましたけど
あれも、ハウスすごい!と同時に、もっと早く患者を見に来てればわかったじゃんってことですもんね。
まぁ、それじゃ物語がもたないんでしょうけど。。
こうやってあらすじを書いてみると、ハウスというかヒュー・ローリーの表情って
説明し難いものがあるんですよね。
カッディがメモを回してたことを知った時なんかも
怒ってる、とか悔しそう、とかだと表現できない感じで
いつも、うぅんなんて書こう。。って思います。(文才のなさもありますけど)
どこか気づいたような、淋しいような何かがプラスされて見えて
ハウスが悪いことでも、なんか可哀そうな気がしちゃうから不思議です